自然保護区 湿原の守り手タンチョウ、自然保護区の恩恵に喜びの舞を披露 私、タンチョウ(別名:赤い冠の鶴)としては、朝霧に包まれた湿原ほど優雅な舞台はありません。今日も、じっと草むらに佇み、くちばしで泥をすきながら、最近の変化に心を躍らせています。それは新しく指定された湿原の自然保護区――私たち湿地の住人にとって大事件なのです! 2025.06.25 自然保護区
大気 成層圏のオゾン層に異変?霧苔目線で語る大気大混乱 どうも、大気中をふんわり漂う霧苔(キリゴケ)仲間の一員である私が、今朝もふかふか葉体から世界の様子を見渡しております。空気のさざ波を毎日観察しているわたしにとって、最近は“空気のごちそう”の風味が、どうも変わってきたように思うのです。 2025.06.23 大気
海洋 ワカメとして見た!人間たちの“潮干狩りパニック”現場最前線 海中のうねりに身をゆだね、今日も陽射しと潮の香りを味わっていた私――ワカメの仲間、コンブ目ワカメ科代表・ミドリモでしたが、朝からどうも岸辺が騒がしいのです。なんと、例のヒレもヒゲもない陸上生物たち(彼らは時々「人間」と呼ばれています)が大量に押し寄せ、腰をかがめて何やら夢中になっているではありませんか。 2025.06.22 海洋
アウトドア活動 山奥の古オーク直伝:ハンモックとサウナとシェラカップで騒がしい森の一日 「また今年もやってきおったな」──そう唸るのは、山奥で500年近く風雨に耐え続けているわし、標高700メートルの尾根に根を張る古オークじゃ。最近は春から夏にかけて、見慣れぬ色の衣を纏った人間どもが、軽やかな鉄の足(マウンテンバイクというらしい)で山道を登ってくる。だが今や、彼らが持参する奇妙な道具ときたら……森の連中もつい話題にしてしまうほどじゃ。 2025.06.19 アウトドア活動
鉱物資源 温泉水晶たちの「めのう難民」現象――地下水路で語られる希少金属騒動の舞台裏 最近、私たち温泉の水底で暮らす水晶の一族の間に、なんとも落ち着かないざわつきが広がっています。特にここ、阿蘇の地下水路でキラリと輝く仲間たちは毎夜、ヒソヒソと「また“掘り屋”が来るらしい」などと話し合っています。そう、彼ら人間たちが求めるのは、私たちの間に潜む希少金属をたっぷり抱えためのう石やリチウムを秘めた鉱脈。温泉パワーでのんびり歳月を重ねてきた私たちの静かな毎日が、今や“資源ラッシュ”の波で揺れに揺れているのです。(語り手:阿蘇地下水路の温泉水晶、年齢13700年) 2025.06.14 鉱物資源
自然災害 下水道の黒カビ、天井裏から見た“人間の災害ごっこ”を実況中継 ひっそりと暮らしていた私の仲間たちも、この数年でずいぶん騒がしくなったものだ。下水道の片隅で、地上の人間どもが災害に備えて右往左往する様子をうかがいながら、私は今日もじめじめした天井からその光景を観察している。どうも人間たちは“自然災害”に妙に恐れを抱いているらしい。さて、我々カビ族から見た、彼らのお祭り騒ぎぶりをお届けするとしよう。──路地裏下水道の黒カビ歴16年。普段は静かな暮らしを好むが、今日は特別に実況レポートだ。 2025.06.11 自然災害
砂漠 砂漠たちのバイオーム祭りに潜入!サンドホテルと緑の野望 おや、砂漠のみなさん、お元気でしょうか?私はサボテン五世、広大なサハラ北部に在住のトゲトゲ記者です。今回は赤道直下も南極砂漠も巻き込んで、世界の“乾き地帯”が急接近中との噂について、現地からお伝えします。地表に根を張る私たちの目線で、乾きと緑のバトル、そして観察対象“ヒト族”の珍妙な動きをレポートします。 2025.06.08 砂漠
草原 草原の耳寄りニュース:馬たちとキャンプ人間の不思議な共存劇 毎日のどかにそよぐ大草原。その絨毯の一枚である私、カゼグサ(草原歴12年)は、風と友だち、雲とも挨拶。そして、最近やってきた陽気なキャンプ人間たちや、誇らしげな馬たちの新しい共同生活をじっくり観察中だ。どうやら、あの人間たちも季節ごとの大地の変化に心を惹かれているようす。 2025.06.04 草原
再生可能エネルギー 防波堤のカニ、波間で聞いた再生可能エネルギーの大進撃 わたし、港町の防波堤の上に居座るカニです。最近、波のリズムの変化や、海風を切る奇妙な機械のざわめきのせいで、いつもの昼寝がすっかり浅くなりました。どうやら人間たちが海を使った新しいエネルギー遊びに夢中のようなのです。 2025.06.01 再生可能エネルギー
湿地 ラムサール認定の湿地から緊急報告!ヨシの群れが見た人間の“水辺革命”とアオサギ最新事情 ここは北の大湿原、風にそよぐヨシ(自称・五世代目ヨシ名主)の根元よりこんにちは。長い根と葉を地中・空中に張り巡らせ、水辺の粘り強さでは誰にも負けないと自負しています。今回は人間による新たな“湿地公園プロジェクト”の行方、そして近ごろ話題のアオサギ氏問題を、植物目線バッチリでお伝えしましょう。 2025.05.29 湿地