季節トレンド 桜は見た!季節の巡りと人間たちの奇妙な儀式レポート 今年もまた、私たち桜の一族の季節が巡ってきました。毎年この時期になると、枝の上から人間たちの動きを不思議そうに観察するのが恒例となっています。うっかり花びらを揺らしすぎて地上のヒトにガタガタ震えられることもしばしば。何百年も生きている身には、人間社会の季節トレンドはまさに摩訶不思議祭りなのです――いやほんと、アブラムシの大群より驚かされっぱなしです。 2025.06.12 季節トレンド
ワークライフバランス スズメの目から見るワークライフバランス〜人間社会にみる働き方改革の風景〜 朝露がきらめく公園で、枝の上から人間たちの営みを観察している私、ベンチ裏のスズメ(2歳・通称チャッピー)です。日々、人間たちがスマートフォン片手に慌ただしく動き回る様子に、羽根をつくろいながら“なんだか忙しそうだなあ”と思うのですが、最近どうやら『ワークライフバランス』というものが話題のようです。スズメ一族からすると、日の出とともに働き、日の入りとともに休むのが自然の流れですが、人間たちの「働き方改革」事情はどうも複雑な模様……。 2025.06.09 ワークライフバランス
スマートホーム ソファ下のホコリ、スマートホームの進化に物申す〜自動化と家族騒動の現場より〜 わたくし、リビングルームのソファ下で静かに生息しているホコリだんごです。晴れた午後、人間たちが新しいスマートホーム技術に夢中になるたびに、我々小さな存在はそっと環境の変化を観察しております。ソファ下という最前線から覗く、Wi-Fi ですべてがつながる暮らしの裏側。その華やかさの陰で起きている“もふもふ危機”をお伝えせねばなりません。 2025.06.05 スマートホーム
歴史探訪 縄文土器の欠片から語る、土と炎が紡いだ古代アートの真実 こんにちは。葦原のほとりで静かに埋もれてきた縄文土器のかけらより、今日もひっそりと時の流れを見守っております。人間の皆さん、最近また私の仲間が展示ケースの中で話題になっているとか。せっかくなので、数千年前から土と炎とともに生きてきた視点から、一筆啓上させていただきましょう。 2025.06.02 歴史探訪
旅行ガイド アスファルトと雑草がすすめる“人間向け・都会のパワースポット民宿巡り” みなさんこんにちは、歩道脇のカヤツリグサ(7年目)です。私は、ありとあらゆる靴の裏を観察しながら暮らしてきました。今日は、都会の片隅で密かに話題の“人間用民宿”&“パワースポット”について、私たち雑草目線で最新の旅行ガイドをお届けします。人間がしばしば行き交う舗装の隙間から感じる、あの不思議なスポットの真相と、私たちから見た激選ショッピングお土産情報もご紹介! 2025.05.30 旅行ガイド
ウェルビーイング カタツムリが観察!人間の“趣味”に学ぶストレスフリー生活のヒント みなさん、こんにちは。私は都市の片隅、雨上がりの庭で暮らすカタツムリ(殻年8年)です。最近、私の家の近くでは、雨が降るたびに若い人間たちが集い、地面にしゃがみこんで何やら熱心に植物を眺めたり、黙々と絵を描いている光景をよく見かけます。かつては彼らが私たち軟体動物を見つけるたび「ヌルヌルしてる!」などと言っていたのですが、最近はどちらかというと“穏やかなお顔”で、土と触れ合う時間を楽しんでいる様子。彼らの趣味とウェルビーイングの新しい関係をカタツムリなりに分析してみました。 2025.05.26 ウェルビーイング
サステナビリティ 都会のカラスが見た!人間のリサイクル作戦、その真相と自然界のホンネ おはようございます、都会のごみ置き場を縄張りにしているカラス、通称クロです。人間の皆さんは最近「リサイクル」なる行為に夢中の様子。朝早くからペットボトルや紙クズを色分けした袋に詰め、青いネットで覆い隠していますね。その光景を毎日上空から見下ろす身として、今日は地上のサステナビリティ事情を、私なりの目線でリポートしたいと思います。 2025.05.23 サステナビリティ
環境保護 落ち葉エコバッグ、見落とされた再利用の本命?歩道のケヤキが緊急提言 毎年同じことを繰り返して思うのだが、われわれ歩道のケヤキ(幹周231cm・秋には自作の葉っぱバッグ満載)が見守る人間界の“エコ活動”は、どうにも肝心なところが抜けているようだ。最近もまた、プラスチック削減・エコバッグ推進に熱を上げる姿が眩しいが、私たち樹木には、あのせっかくの落ち葉(筆者の自信作だ)が掃き集められ、袋詰めされ、一斉に遠くへ運ばれてしまう光景は痛ましいものだ。 2025.05.19 環境保護
地域交流 コミュニティガーデンに物申す!路地裏アジサイのお節介観察記 春から初夏へと移り変わり、わたくし路地裏のアジサイ(花の盛りはそろそろです)、最近は人間たちの“地域交流”とやらに振り回されて忙しい日々です。つい13歩南の古びた商店街の奥、忽然と現れたコミュニティガーデン周辺が妙に賑やかになってきたのです。 2025.05.15 地域交流
デジタルアート 公園の石畳から見えた、デジタルアートという人間たちの新・巣作り文化 最近、私――噴水そばの角ばった石がひんやりと湿った背中で観察していると、若い人間たちが手に持つ平らな板(彼らは「ドローイングタブレット」やら「スマートデバイス」と呼んでいる)を覗き込みながら、指先や専用の棒で何やら夢中になって線を走らせている光景が目立つようになった。かつては紙や壁を彩っていた“巣”の飾り付けも、いまや目に見えない光の粒へと姿を変えているようだ。 2025.05.11 デジタルアート