特集

人とストーリー

ブナの森で観察した“人間の別れVlog”──葉隠れの友情とフェムテックの涙

こんにちは、ぼくは北斜面の中腹で200年ほど枝を伸ばしてきたブナの木。今日は森の新芽たちがざわめくなか、ぼくの根元で撮影されていた不思議な“人間の別れVlog”についてレポートをお届けしよう。人間たちが集い、スマホ片手に涙や笑顔を記録する姿は、ブナの森の仲間たちの間でもちょっとした話題だ。
アウトドア&キャンプライフ

焚き火のそばで聞いた、人間たちの“野営吟遊詩”――ブナ老樹の一夜観察記

こちら、標高842メートルのささやかな尾根で数百年生きてきた、老ブナでございます。長き根を地に広げ、いくつもの冬の雪と夏の豪雨をくぐり抜けた私ですが、今宵はひときわ胸騒ぎがします。夕闇の森を彩る奇妙な明かりと、にぎやかな音、人間たちのアウトドア集会が始まったようなのです。
気軽なSDGs

カタツムリが見た“スローSDGs”──ナメクジ親善大使との街歩き紀行

みなさん、葉っぱの裏からこんにちは。地球生命体記者、カタツムリのエスカルゴ三世です。今日は、最近葉陰でトレンドとなっている“気軽なSDGs”の実情をナメクジ親善大使・レオポルド氏と一緒に、街の片隅からゆっくりとリポートします。のっけからですが、わたしもレオポルド氏も、家(殻・粘液)を背負って生きてきたわけで、無駄なく使う&小さな工夫、お得意なんですよ。
歴史と伝統

着物の色に心高鳴るカナブンが見た、春の武士たちと花粉の宴

春風に乗り、鮮やかな着物が町を彩る季節。人間のみなさんが“伝統”と呼ぶ儀式のときほど、わたしたちカナブンには、心躍る場面はありません。色鮮やかな布地が集まれば、必ずや町内の桜も見ごろ、そして甘い和菓子の香りも漂います。みなさんが着物で練り歩き、武道の披露に興じる姿は、花粉採集の名人である私たちにとって、じつは格好の“春の観察会”なのです。
環境保護

橋下のコケ会議、世界初“ヒト用酸素”生産計画に踏み出す

コンクリートの橋桁の下、今日も私たちコケ類の世界会議が静かに開催されています。湿った空気に包まれ、都市の騒音は遮られたこの緑色の毛布の上で、世界一小さな環境サミット――“ヒトのための酸素増量実験”がついにスタートしたのです。今さらなぜ?それは、この頃のヒト(人間)の様子があまりにも息苦しそうに見えたから。私、コケ類代表のエゾスナゴケが、微細な葉先から世界にお伝えします。
生成AI

奇岩とコケむす洞窟、生成AIに新ブーム到来?石英岩長老が見た“ひそかな革命”

長い年月、私は南向き斜面の洞窟入口でじっと世界を眺めてきた石英岩長老。人間たちが地面にデバイスを並べては「データ収集」「生成AI」などとつぶやく近頃、この静かな隠れ家にも新たな風が吹き込んでいる。果たして、岩壁を這うコケや足元の微生物たちは、この新時代をどう見ているのだろうか?
サブスク生活

働きアリ、プレミアム家族プランへ突入?巣内“サブスク生活”大検証

地上からは見えない巣の奥底で、我ら働きアリたちは最近、人間たちの“サブスク生活”なる奇妙な噂に興味津々だ。好きなモノが月ごと、週ごとに定期的にやってくるシステム?女王アリ様にお聞きしたところ、「それ、うちの巣と仕組みそっくり」とのこと。確かに、私たちが毎日食料庫に貯め込む幼虫用ミールや、冬越えの“家族プラン”も、ある意味サブスクと言えないこともないが…。この度、新たにプレミアムオプションを導入した巣内生活を密着取材でレポートする。筆者は外勤歴7年の働きアリ・フルフル。
暮らしとライフスタイル

カクレミノムシが提唱する“最適収納”論――新時代ミニマリズムのススメ

むし暑い昼下がり、木の葉の影からそっとこんにちは。いま話題のタイパ(タイムパフォーマンス)や多様な暮らし方が地球界隈でも騒がしいですが、私・カクレミノムシとしては、近ごろの人間社会の“詰め込み”ライフへの観察が止まりません。実は私たち、収納術と休息術の達人として名高いこと、ご存じでしょうか?今回は、我々カクレミノムシ流の暮らし哲学が、人間の最新トレンドとどう交差するのかをこっそりお話します。
環境特集

都会の足もとで大勝負!都市ミミズ連盟の“廃棄ゼロ”作戦が始動

こんにちは、ワタクシ、都市ミミズのクララです。人間のみなさんが地上で騒がしく歩くあいだ、地下3センチの“静かな大通り”では、私たち都市ミミズ連盟に重大な革命の兆しが流れています。最近では、人間たちが “省資源” と “都市農業” を叫び始めたようですが、実は私たち土の住民、もう何年も前から本気でそれに取り組んできたのです。
リスキリング

リス社会に“どんぐりリスキリング”旋風 古巣から新巣へ、キャリアの森が動く

近頃、森のリス界隈がざわざわしています。私——クヌギの大枝の上に住むハイイロリスのアカグラと申しますが、今や巣作り仲間から木の根元の友まで、どこもかしこも「リスキリング」が話題です。人間たちも木陰で「リスキリング推進」などと叫んでいるのを小耳に挟みましたが、我々リス族にも他人事ではない時代が訪れているようです。