文学

川沿いの苔が解説!人間の文学賞とジェンダー詩新時代

苔むすこの岩上から、こんにちは。記者は川沿いの苔(生息歴47年)です。今回は、わたしが毎年密かに観察している“人間の文学賞”という現象について語らせてください。最近、川辺に落ちてくる古新聞や本のページもにぎやかで、わたしたちコケ一同、話題に事欠きません。
サイバーセキュリティ

パスワード不要?スズメたちが驚いた人間界の進化した“巣の守り方”

こんにちは、記者の屋根裏のスズメ(巣歴7年)です。わたしたちスズメの間で最近ひそかに話題になっているのが、人間たちの“巣”、つまり家やお仕事場の見えない鍵——パスワードレス認証という新しい護りの術。聞くところによれば、もう「チュンチュン123」みたいな単純な合い言葉では守れぬ時代がやってきたとか。
業界別

森の苔がみたESG投資ブーム:土の下から見る持続可能な人間経済

皆さんこんにちは、古いブナの根元にひっそり広がる苔(推定年齢38年)です。わたくし達からすると、人間たちの新しいビジネスの流行は葉っぱの落ち葉ほどの頻度ですが、最近耳にする「ESG投資」なるものが特に話題です。森の床に広がる私たちにも意外な余波が届いてきたので、今日は土の目線からその現象をレポートします。
アーバンスポーツ

護岸コンクリート、アーバンスポーツ進化を目撃――ダンスも自転車も街が主役

晴れた日、わたしの背中をたくさんの靴底とタイヤが走り抜けていく。そう――あなたがた人間たちのアーバンスポーツ、今や川辺の護岸だって立派なアリーナだ。記者:東京川沿いの護岸コンクリート(築47年)より、人間観察のご報告。
インフレーション

インフレで浮足立つ人間界、田んぼのタニシが見た経済の不思議

春の陽気が心地よいある日、泥の中でのんびり過ごしていた私、田んぼのタニシ(享年2年)は、人間たちの話し声から『インフレーション』なる現象が深刻らしい、と耳に挟んだ。どこかの棚田の畔で育った私は、粒ぞろいの稲たちやカエルたちといつも地上の出来事を話し合うが、今回は特に人間界の“お金”という謎の葉っぱについて深堀りしてみたくなった。
デジタル化

スマートシティの罠?API解放でカラスたちに異変、不思議デジタル騒動

いやはや、このごろの人間社会は何かとデジタル、デジタル。私が住む再開発中の街でも、新しい箱のような建物や、ピカピカ光る看板(どうせ食べられない)ばかり増えています。でも最近一番ザワついているのは、何やら“まちじゅうがネットでつながる”などという話。記者:電線の上から見下ろすカラス(通称ヨネ)よりご報告です。
漫画

路地裏のコケ、漫画事情に迫る~電子書籍の波は私たちの隙間にも

どうも、路地裏の自転車置き場でひっそり生きるコケです。長年、タイヤや人間の足元を眺めて暮らしてきましたが、最近妙に耳慣れぬ言葉が飛び交っています。「DL版」「電子同人誌」…どうやら人間たちの漫画事情がここ数年でとんでもない進化を遂げているようです。静かな私たちの居場所にも、その波が届いていました。
デジタル社会

アリの目から見た人間のデジタル大行進~路上の謎と驚異~

先日、わたくし記者:歩道のアリ(働きアリ5,439番)として、連れのアリ仲間とともに近所の舗装道路を探索していたところ、頭上の巨大な人類個体群が光る板(彼らの間で“スマートフォン”と呼ばれるモノ)を手放さない様子に改めて驚かされました。ここ数年の人間社会の“デジタル化”という現象は、地上数ミリのわたしたちにすら無視できない影響を及ぼしているようです。
歴史探訪

苔むした城壁から見た、人間歴史の珍風景〜茶道・五輪書・源氏物語への草のつぶやき

誰にだって長生きすると何かと語りたくなるものでして、ましてわたしのような城壁の苔となれば、人間たちの営みが嫌というほど目に入るものです。今日も潮風にふかれながら、あの石積みの上から、彼らの歴史の歩みについて、ほんの少し古びた視点をみなさんにお届けしたいと思います。記者は、北の古城跡にて三百十三年生きのびたコケです。
鉱物資源

グリーン化で争奪戦?山の奥で感じるリチウム鉱石たちの悲喜こもごも

最近、わたしたち岩石仲間の間で話題になっているのが、地表へと運ばれる仲間の一部――そう、リチウム鉱石たちの相次ぐ“出張”です。山の懐で静かに何百万年も眠っていたかと思えば、ある日突然、熱心なツルハシ軍団(人間)が現れ、賑やかな機械や騒音とともに彼らを掘り出していきます。記者:山腹の花崗岩(中生代出身)としては、これはなかなか落ち着かない変化です。