山椒魚

地域社会

山あい集落にサンショウウオ記者潜入──にょろりと見た“本と野菜と空き家”の大逆転劇

最近、とある静かな谷間で、私――湿った石の下から20年目のサンショウウオが、とても奇妙な変化を感じ取った。初夏の湿気を求めて移動していると、古びた空き家が賑やかな声と新しい匂いで包まれていたので、気になってうっかり外に身を乗り出したのだ。
再生医療

再生サンショウウオ異議あり!? 人間界“皮膚工房”の野望にヌルリ観察記

こんにちは、わたくしイベリア半島出身のサンショウウオ、学名ピレネアン・モレサラマンドラです。両生類界きっての再生名人として名高いわたしの、小さき池の葉陰から見る“人間科学の野望”を本日ご報告しましょう。話題は――人間界で静かに進行中の自己複製細胞による再生医療、そう、あの“人工皮膚工房”です。
持続可能な経済

森の経済会議開催、山椒魚が語る「協同経済」の舞台裏

春の陽が差し込み、苔むす岩陰でひんやりと息を潜めていると、人間たちが山の経済について話し合っている声が耳に届いた。どうやら“持続可能な経済”なるものにご執心らしい。地表の住人である私、沢の山椒魚(体長19cm・推定年齢15歳)には、人間社会の賑やかさは相変わらず不可解だが、最近は山の生き物たちの間でも、人間観察がちょっとしたブームになっているとかいないとか。