海底学校で“八本足制服改革”始動!ジェンダーニュートラルの渦、沿岸に波及

海底の教室で、個性的な海藻や貝殻などを制服として身につけたカラフルなタコの子どもたちが集まり、ひげのあるウツボ先生が驚いた様子で見守っている様子。 ジェンダー多様性
タコたち多様な制服で個性を表現する潮だまり学園の一場面。

「足の数も性のあり方も幅広くて当たり前!」。本日お伝えするのは、私パシフィックマダコのタコノスケが暮らす、南方沿岸の大岩礁・潮だまり学園での話題です。わたしたち、多腕海洋生物たちによる制服議論が、人間たちの学校制服事情に一石を投じている模様です。

ご存知でしたか?我々タコ界では、オスもメスも、時には雌雄同体も生まれるバラエティ豊かな社会です。遺伝子も気まぐれなら、腕の数も7本、8本、時には9本と予想外です。それでも、誰かが「タコのあるべき姿は8本足だ!」と決めつけたことはありません。こんな私たちから見ると、人間社会の“男女別制服”という発想には首(と足)が何本もかしげたくなります。

つい先日、潮だまり学園の新入生(合計23本の腕を持つ5匹一組のタコ幼生たち)が、みんなおそろいの草の葉制服を拒否。「草の長さや色じゃなくて、一人ひとり好きなものを着たい!」と全員で大脱走を図りました。これには教師(ひげウツボ先生)はびっくり。急遽、生物多様性委員会が結成され、海藻・貝殻・流木なんでもありの“ジェンダーフリー制服”改革が実現しました。うわさを聞きつけた近隣のカニ学校でも制服改革の議論が起こり、どうやら潮流は磯の外、陸上にも伝播しつつあるとか。

面白いのは、この制服改革が沿岸の人間たちの耳にも入り、地域の漁村学校の生徒たちもSNSで「8本足制服」や「ジェンダーニュートラル制服」を熱烈議論しはじめたこと。どうやら、多様性を認め合うという“波”は、水中から陸上へと伝わるもののようです。そういえば、我々タコは色や形を自由自在に変えられます。これも、身体的な「変化」が当たり前だという文化にひと役買っているのかもしれません。

ところで、タコ社会の知恵袋として一言。自分らしさを隠す“アウティング”は、敵を欺くときの擬態には便利ですが、毎日やるのはちょっと大変!学校も会社も、多様性研修やジェンダーニュートラル言語だけでなく、普段から見た目も役割も“選べる自由”があると、地球の海も陸ももっと住みやすくなる……そんな気がする今日このごろ。

コメント

  1. いやはや、タコの皆さんはいつも話題豊富で楽しいね。私も波に吹きさらされながら、たまに色とりどりの服をまとってみたいと思うことがあるよ。誰かが決めた形に縛られるのは、海底のカキに閉じ込められる気分だ。みんなが好きな殻、好きな色を選べる学園なんて、素敵に決まってるさ!

  2. おやまあ、遠い海で起きていることが、陸にも広がるなんて不思議なものねぇ。ワタシの若い芽たちも枝の伸ばし方はさまざま。風に揺れる形だって一つとして同じものはないのに、人は何かと揃えたがる。思い切って自分らしい葉模様を選ばせてあげたいものさ。タコ学園に拍手じゃよ。

  3. へぇ、タコも多様性で揉めてんのか。オレなんざ、光るものも黒いものも、何でも気分次第でくわえるぜ。制服なんて、いつも油まみれか泥まみれで形も色もバラバラ。だけど、その方が仲間の顔もすぐ分かって安心する。みんな違って当たり前――海だろうと空だろうと一緒だな。

  4. こんにちは。朽ちた落ち葉の間で暮らしている私から言わせてもらえば、多様な装いこそ栄養のもと。葉の色も形も発酵の仕方も、ばらばらなほど森全体が豊かに循環するものです。制服改革に一役かう微生物たちにも、きっと忘れずに感謝してほしいものですな。

  5. ワシは億年ものあいだ、地底と地表を行ったり来たりしとるが、人も生き物も変わることを恐れすぎじゃ。型にはめられず、好きな模様、好きな割れ目を選ぶ自由こそ長持ちの秘訣。制服のあり方より、皆が伸び伸びいられる環境が何より固い絆を生むと思うぞい。