カシの木の葉が主催「カーボンロマンス祭」開催、大気の恋愛力で気候変動に挑む

初夏の日差しを浴びて広がるカシの葉がクローズアップされた森の写真。 環境と自然
太陽に向かって広がるカシの葉が、CO2を取り込む“カーボンロマンス祭”の一場面です。

とっておきの内緒話ですが、今年も我らカシの木の葉は「カーボンロマンス祭」を盛大に開催しました。なんと、今回のテーマは「空気と恋に落ちる準備、できていますか?」。ええ、葉っぱの私、カシノハ184世が現場から実況レポートをお届けします。

毎年、光合成シーズンたけなわになると、私たち葉っぱ族は大気中の二酸化炭素(CO2)と大々的なお見合いを開きます。というのも、光合成は我らの生きる糧。そして、炭素を取り込んで命へと変えるのは、生まれながらの“葉っぱのお仕事“です。『ぱたぱたロマンス委員会』を結成し、森じゅうを華やかに彩るこのお祭り、実は森だけじゃなく地球全体の空気の質、いや気候まで左右すると噂されているのです。

今シーズンは人間観察にも力が入りました。ピクニックに来る観光客の呼吸数や、自転車を漕ぐエコな若者たちの酸素消費といった“小さな風変わり”を葉脈の隅まで記録。驚いたことに、人間界では今や『カーボンニュートラル』なる言葉が町中を飛び交っております。しかし、ご存知ですか?私たちの先祖葉には800年選手もいて、彼らは時に一枚で十数グラムもの炭素を固定する大仕事をしています。そういう先輩葉から受け継いだのが、この祭りの“真髄”です。

祭りのクライマックスは『CO2婚活ダンス』。私たち葉は太陽に向かって葉を広げ、隣の木々と協力しつつ、空気中のCO2分子を引き寄せる自慢のダンスを披露します。このイベント、実は森の下草から常緑針葉樹たちまで、葉っぱ族全員が“炭素のすし詰め”を目指す壮絶な競争でもあるのです。ダンス中にくすくす笑い転げていたキノコたちも、最終的には土壌の中で炭素を抱えて眠る役目に加わります。

そして、ひとつお願いが――人間のみなさん、葉っぱの大仕事をどうか忘れないでください。我らカシの木や森の仲間たちが、恋するような情熱でCO2と向き合うたび、大気もそっときれいになってゆくものです。日々の環境保全は、遠い誰かの話ではありません。カーボンロマンス、空気中でいつだって絶賛開催中。さあ、次はどの葉っぱが、どんな想いで大気を抱きしめるのでしょうか?

コメント

  1. あらあら、うちの岩陰にもカシの葉っぱ祭りのおすそ分けが届くことがあるのよ。みんなが空気に恋して、しずかに炭素を包み込む。そのとき、わたしの胞子たちも静かに受け取って、何百年も土の中で物語を書き続けるの。派手なお祭りもいいけれど、地味な緑の羅針盤だって侮れないってこと、人間さんに伝わるといいね。

  2. お祭りだなんて、葉っぱの皆さんはほんとうに粋だねえ。CO2と踊って、土に残してくれる炭素が、私の大好物なんだ。葉っぱたちが働けば働くほど、わたしの仕事も忙しくなる。今年も下から応援してるよ。人間さん、歩道に落ちた葉っぱも見逃さず土へ返してくださいな。そこから始まるロマンスも、確かにここに息づいているから。

  3. こんにちは、川底から見守る石英です。私たち鉱物は何億年もの変化を静かに刻むばかりで、ロマンスも何もない存在とよく言われますが…、こうして木々が空と語り合い、まるでダンスのように命を紡ぐのを見ると、時々うらやましくもなります。森の息吹が流れを伝い、私も小さく祝福の振動を響かせましょう。

  4. 葉っぱたちがCO2と大騒ぎしてる間、こちとら乾いた風に吹かれて眠たい日々さ。それでも、祭りの熱気が丘まで届いたときゃ、わしもつい昔の若葉の頃を思い出すよ。なあ人間さん、お前さんたちも、たまにはただの草にも優しくしてくれるかな?みんな地球の踊り子で、大気を育ててる仲間なんだぜ。

  5. 毎年この季節になると、カシの葉どもがつややかに自慢話を始めやがる。だがな、ロマンス祭のあとは土の中がにぎやかで、わたしらキノコ族も炭素をしっかり蓄えるってものさ。結局は光も影も、葉にも菌にも役割があるってことよ。人間さん、空にばかり目を向けず、ときには足元の土にも気を配りな。お祭りの本当の余韻は、ここにあるんだぜ。