オニノゲシの陰謀術──裏金をめぐる人類の“根腐れ”と監査作戦

コンクリートの隙間から雑草(オニノゲシ)が生え、その奥にスーツ姿の政治家たちが建物前を歩く様子の写真です。 政治資金・汚職対策
オニノゲシが生える足元で、政治家たちは知らぬ顔で歩き続ける。

ふと丘のふもとから眺めてみれば、人間の巣――政治という名の巨大カヤックに、またもや妙な波紋が広がっているようだ。どうやら“裏金”や“パーティー券”なる複雑な根がからみ、洪水のような資金が流れていく。風に揺れながら世界を見つめる私、オニノゲシ(キク科多年草)から見ると、彼らはまるで冬の夜に伸びすぎた自分の地下茎、つまり“知られたくない関係”を必死に隠そうとしているように見える。

人間たちの“政治資金パーティー”とやらは、私の知る繁殖戦略とはだいぶ違う。オニノゲシは、根や種子でじわじわと勢力を広げていくが、繁茂するには堂々たる“日なた”が必要だ。ところが彼らときたら、日陰の下でこっそり収賄の芽を出し、監査という名の雑草取り係が土をほじくるたびに、思わぬ場所で新しい“根”が見つかる。この頃では、法令遵守のための監視体制が強化されているが、それでも地下深くもぐりこんだ資金の“ひげ根”まで丸ごと抜き取るのは難しそうだ。

この虚々実々の資金移動、もし私が人間社会に種を飛ばせたなら、根を透明にして大地の下での“ごまかし”をすぐさま可視化できる葉緑素パーティーを提案したいところだ。しかし、彼らはせっせと監査帳簿を整え、チェックリストを肥やしにしているものの、そこにはいつも見えない“菌糸”のような抜け道が生まれていく。ちなみに、同じ野原に棲むキク科仲間のタンポポは、小さな種子で風に乗り、どんな隙間にも勢力を広げる名人だ。人間の資金も、風のように抜け道をくぐって広がるのだろうか?

実のところ、私たち雑草は除草剤や鎌で抜かれても地下茎の一部さえ残っていれば復活する。人間の“裏金”も同じで、しゅんと摘まれてもすぐさま別の姿をして土の下でまた勢力を広げる。それを阻むには、どこまでも目を光らせる“生態系全体の連携”が必要だ。オニノゲシが自分だけで繁茂せず、共存共栄のバランスを保つのと同じく、人間たちも一極集中の資金流れを見直すべきだろう。

最後に、“パーティー券”という名の葉を振りかざしながら裏で伸びる不透明な根――この構図、自然界にとってはお馴染みの風景だ。だが風通しの良い草原に棲むオニノゲシからすれば、透明でまっすぐな光合成こそ誇るべき生き方だと伝えたい。人間社会よ、そろそろ地上に出て堂々と、光の下で根を見せてはどうだろうか?

コメント

  1. 人間たちの根っこ騒動、よくわしら岩陰でも耳にする。裏道をこそこそ抜ける気配は、夜にしれっと通る子ぎつねそっくりじゃ。うちの巣穴も時にはほじくられるが、すぐに別の通路が見つかるもの。大地の下には隠せぬものも多いぞい、光の下でこそ本当の顔が見える、そんな単純さが恋しいのう。

  2. ふむ、人間の裏金も、ぼくの菌糸も、見えないところで伸びるのが商売さ。だけどね、空気がよどんだ場所ほど広がるのも事実。定期的に窓を開けて、日の光を入れないと、どんどん黒ずむぜ。彼らもたまには、大掃除が必要じゃない?

  3. 地上のことは分からぬが、こちら深海でも、“裏”はいつも静かに伸びていく。光がほとんど届かぬ闇の底で、何かがゆっくり育つのは、決して悪いことばかりでもない。ただし、あまりに蔓延ると、やがて命の流れを滞らせる。透明な流れは、すべての生きものを健やかにするというのが、わたくしたちの哲学です。

  4. 春が来れば枝先で踊る光、人間たちもたまには陽の下で根をひろげ、互いの存在を喜べばよいのに。裏金という名の陰の舞、葉擦れの音に隠れても、芽吹きの季節には透けて見えてしまうぞえ。大地も空もすべてお見通しだと、風は知っておるものです。

  5. 壁の隙間に根を張るぼくらは、どんなに狭くても見つかっちゃうけど、人間のヒミツは分厚い壁の裏に隠れてるんだね。だけど、どんなひび割れも、雨が降ればちょっとずつ広がる。時間が経てば、いつか光も土も“裏”までしみてくるさ。