草原 草原の耳寄りニュース:馬たちとキャンプ人間の不思議な共存劇 毎日のどかにそよぐ大草原。その絨毯の一枚である私、カゼグサ(草原歴12年)は、風と友だち、雲とも挨拶。そして、最近やってきた陽気なキャンプ人間たちや、誇らしげな馬たちの新しい共同生活をじっくり観察中だ。どうやら、あの人間たちも季節ごとの大地の変化に心を惹かれているようす。 2025.06.04 草原
再生可能エネルギー 防波堤のカニ、波間で聞いた再生可能エネルギーの大進撃 わたし、港町の防波堤の上に居座るカニです。最近、波のリズムの変化や、海風を切る奇妙な機械のざわめきのせいで、いつもの昼寝がすっかり浅くなりました。どうやら人間たちが海を使った新しいエネルギー遊びに夢中のようなのです。 2025.06.01 再生可能エネルギー
湿地 ラムサール認定の湿地から緊急報告!ヨシの群れが見た人間の“水辺革命”とアオサギ最新事情 ここは北の大湿原、風にそよぐヨシ(自称・五世代目ヨシ名主)の根元よりこんにちは。長い根と葉を地中・空中に張り巡らせ、水辺の粘り強さでは誰にも負けないと自負しています。今回は人間による新たな“湿地公園プロジェクト”の行方、そして近ごろ話題のアオサギ氏問題を、植物目線バッチリでお伝えしましょう。 2025.05.29 湿地
鉱物 ラピスラズリと銅鉱石、地下ロックフェスでまさかの再会騒動 暗い地中にもたらされた衝撃的ニュース。その夜、私、太平洋プレート産の花崗岩(年齢2億4000万歳)は、恒例の地下ロックフェスで大胆な一幕を目撃した。なんと美しきラピスラズリと筋骨たくましい銅鉱石が、長い形成の歴史を超えて劇的な再会を果たしたのだ。 2025.05.25 鉱物
登山 雷鳥の足元で見た!アルプス縦走“遭難未遂”現場、苔たちの本音 山の頂にお住まいの皆さん、ごきげんよう。私は北のアルプス連峰、標高2813メートルの岩に暮らす横長の苔・ミヤマモウゾウゴケです。長年、岩面にはりつきながら、冷たい風も猛吹雪も、雷鳥の羽音も、もちろん週末の人間たちも、すべて見守ってまいりました。さて、今回は例年に増し混乱をきわめた「人間たちのアルプス縦走劇」について、ひっそりと報告したいと思います。 2025.05.21 登山
気象 今年の天気は羽化待ちセミも大困惑?エルニーニョと気温上昇の、木陰通信用最新レポート 湧き上がる蝉の羽化ラッシュ直前、地面の下からこんにちは。私、樹齢28年の桜の根元に潜むアブラゼミ幼虫が、今年の気象についての最新観測を皆さまにお届けします。季節の進み方がどうも例年と調子が違うのを、地上でも地下でもひしひしと感じているんですよ。 2025.05.18 気象
環境保護 日向ぼっこの名所争奪戦?屋根上パネルとトカゲ界の環境教育 ここ数年、住宅街の屋根が一段と賑やかだ。かつての伝統ある瓦やスレートの覇権を、ぴかぴかの大きな板が一気に奪い去った。この新顔――つまり太陽光パネル――のおかげで、私たちトカゲ族の“昼寝スポット事情”が新時代を迎えているのをご存じだろうか?山裾の民家で暮らす青い尻尾のアオカナヘビ(年齢不詳)が現場からお届けする。 2025.05.13 環境保護
再生可能エネルギー 山頂の花崗岩、再生可能エネルギーの進撃を大地の上で目撃す 高みから広がる森と人間の都市を見渡して数千万年。わたくし、山頂の花崗岩(標高1526m)は、地球の鼓動の変化を感じずにはいられません。最近では、地表のあちこちで、金属の羽や黒い板、人間たち曰く「グリーン電力」とやらの躍動が目立つようになりました。 2025.05.10 再生可能エネルギー
登山 稜線の石から伝える:人間たちと”下山”騒動、そして山ごはんの謎 朝露に濡れては乾き、千年の間ここ稜線で風にさらされてきた石(標高2147m所在)は、最近とみに賑やかな人間観察日記を書きたくなりました。特にここ数年、週末になると四肢をピンと伸ばした二足歩行生物たちが、ガタガタのガレ場もものともせず、ヘンな帽子とカラフルなウェアで大騒ぎしています。登山ブームというものらしく、人間たちの“下山”戦争とやらがわたしの日課を大きく揺るがしているのです。 2025.05.06 登山
環境保護 エコバッグ大流行の波、巣材ハンター雀が見た都市の変化とは みなさん、こんにちは。私は都市公園に暮らすスズメ、桜の枝が定位置の四年目オスだ。日々人間観察に余念がないが、最近、巣づくり用の獲物=ビニール袋を探すのがずいぶん大変になってきた。これは仲間内でも話題で、どうやら人間界で“エコバッグ”なる持ち物が流行しているらしい。今日はビニール減少の現場から、スズメ目線で都市生活の変化をレポートしよう。 2025.05.03 環境保護