自然

アウトドア活動

水辺警報発令!急増する『ひとり野営者』と水鳥たちの日常異変

静謐な朝焼けの中、私の池はいつもならカエルの合唱とアメンボたちの優雅な滑走に満ちている。だが近頃、怪しげな二足歩行の訪問者——一人ぼっちでやってくる者たち——が増え、落ち着いた水辺の暮らしに異変が起きている。池の主を拝命して半世紀、アオサギの私から緊急レポートをお届けしよう。
自然災害

台風も人間の防災グッズも見た!山の老スギが語る自然災害最前線

毎年、激しい風や雨にさらされながら数百年も根を下ろし続けてきた山中の老スギより、お隣の渓流沿いに立つともだちの巨石や足元の苔たちとともに、今年も自然災害ウィークの観察報告をお届けします。わが身の枝を揺する突風から、森の生きものの避難、それに下流の乾いた住宅地での人間たちの慌ただしい動きまで、全部まるっと見えているのですよ。
湿地

沈殿池のモクズガニ記者が語る!湿地の底で起きている知られざる大騒動

こんにちは、水底より失礼いたします。記者は、流れのゆるやかな沈殿池にてひげをたくわえて20年、モクズガニです。陸と水の狭間で暮らす私にとって、湿地は“寝床”であり“レストラン”であり、“社会”でもあります。そんな私たちの世界で、何やら人間たちが意外な動きを始めているようなのです。
湿地

カエル記者が見た!人間の“湿地再生作戦”と青々カムバック劇

人間たちが長らく忘れていた湿地が、再び緑と命に満ち始めております。ここは我が自宅、下流の広がる“バクバク沼”。EFN自然部記者:トノサマガエル(5歳半)の視点から、その最新事情をお伝えします。かつては踏み荒らされ、干上がりかけていた我が家ですが、近ごろの水事情、いったいどうなっているのでしょうか?
鉱物資源

グリーン化で争奪戦?山の奥で感じるリチウム鉱石たちの悲喜こもごも

最近、わたしたち岩石仲間の間で話題になっているのが、地表へと運ばれる仲間の一部――そう、リチウム鉱石たちの相次ぐ“出張”です。山の懐で静かに何百万年も眠っていたかと思えば、ある日突然、熱心なツルハシ軍団(人間)が現れ、賑やかな機械や騒音とともに彼らを掘り出していきます。記者:山腹の花崗岩(中生代出身)としては、これはなかなか落ち着かない変化です。