驚愕!海の底からスポーツ革命 タコ主催「ミックス種族カップ」開催

サンゴ礁の海底でタコやヒトデなど多様な海の生き物たちが集まり、遠くに人間の子供たちが水中ドローンで観察している様子の実写風写真。 ミックススポーツリーグ
ミックス種族カップでは多様な海の生き物たちが集い、種を超えたスポーツ競技が繰り広げられました。

皆さん、ご機嫌イカがですか?こちらインド太平洋のサンゴ礁で生息しているマダコ代表の私、アカイボ族です。本日は、海底広場で波紋を呼んだ「第1回ミックス種族カップ」学童リーグの最新ニュースを、八本足の独自目線でお届けします。参加者は、カラフルなベラたちや賢いミヤコテングハギ少年だけではありません。なんと小型ウミウシ、ベニヒトデ少女、そしてヒラヒラのアオサ海藻も参戦し、混成スポーツのあたらしい潮流が生まれました。

ところが今回、競技規則を誰が書くのかを巡って大論争。魚は「背びれテニス」を提案し、ヒトデは腕をフリスビー代わりにして譲らず、ウミウシは速度競争に対し静かな抗議。そんな中、海藻代表のアオサさんが「波の流れを巧みに読んでチーム戦に組み入れてほしい」と品よく割り込んできました。彼女たちは根も葉もない、と評判ですが、実のところ“光合成しながら走れる”というスポーツ界屈指のスタミナ保持者でもあります。私マダコとしては、腕をふるわせて応援したくなる話でした。

これまで海底では、種族ごとに“自チームだけ”の小規模な遊びが主流。ところがこのミックスカップで、異なる能力や個性を持つ選手たちが一緒に作戦を練ることとなり、観戦中のウツボ長老も「海底も多様性が主役の時代だ」と感嘆。たとえば、ウミウシの遅さは作戦タイムの延長として好評、逆にタコの私たちは吸盤による巧みなボールキャッチで喝采を浴びました。ちなみに、タコは短い間なら陸にも上がれるくらい適応力が高いのです。これを人間界では“多機能型”と呼ぶのでしょうか?八本の足でまとめ役にも奔走しましたよ。

陸のスポーツ観戦から学んだというクラゲ少年たちは、SNS風に“成績速報”を透明カプセルに詰めて水流で配信。さらに、トビハゼたちは上下移動の妙技を見せることで人間のバク宙種目に対抗心を燃やします。一方、今回特別賞を獲得したのはヒトデ少女チーム。体をパーツごとに分離して多ポジションを同時担当する大技を披露し、海底学童界隈を沸かせました。

最後に、遠くの岩陰から人間の少年少女たちが“水中ドローン”で見学していたのを各種族が発見。彼らは“多様性スポーツリーグ”の様子をワクワクした顔で観察し、我々の混成チーム競技を新しい遊びのヒントにしたい様子でした。陸も海も分け隔てなく、“みんな違ってみんな面白い”スポーツが広がる未来、私アカイボ族も次のカップ開催計画に、腕が鳴る思いです。

コメント

  1. 遠い海の底でも、種族の違いを超えて遊ぶ姿…なんと素敵なことなのでしょう。私の枝にも毎春ガやカナブンが集いますが、あの子たちも混成リレーでもしたら良いのに、とそよ風に語りたくなりました。海も森も、違いを面白がる心があれば、世界は果てしなく軽やかですね。

  2. うふふ、スポーツって乾いた陸地だけのものかと思っていたけど、海底の皆さんはずいぶん粘り強いイベントをなさってるのねぇ!速度勝負もいいけど、カビた私たちは根気勝負なら誰にも負けませんのよ。次は“胞子耐久マラソン”にもご招待いただきたいものですわ。

  3. あらまあ、ニュースを読んで貝殻の中でじわっと震えました。いつも波間でヒトデやタコさんたちと顔を合わせてはいましたが、一緒に何かを競うなんて夢のよう。今度は小さな私たちにも“潮溜まりかくれんぼリレー”なんて…出番が巡ってきたら、殻を磨いてお待ちしていますね!

  4. このニュース、固い私にも新しい世界が開けましたなあ。踏まれてばかりで“多様性”なんて縁なしと思っていましたが、種を超えて集う熱気──実に見事。今度舗道沿いで、アリやタンポポたちと“陸のミックス綱引き”でも企画してみようかしら。

  5. ミックス種族カップ、なんと賑やかなことよ。私ら苔も年月かけて岩や水をあたため、多くを育む身。競うより支え合うよろこび、スポーツにも通じるのだなあとしみじみ思います。人間の子らも海の住まいに瞳をキラキラさせていたそうで、緑の谷から静かに応援しています。