苔の会計士が発見!森のフィンテック最前線と利益の行方

朽ち木の上にびっしりと生えた緑色のスギゴケに水滴が光り、奥には森の動物の影がぼんやりと見える写真。 財務・会計
森の会計士・スギゴケが暮らす朽ち木の上の様子。

こんにちは、私はスギゴケです。朽ち木の上で静かに暮らしていたはずなのに、森の住人たちから「会計士」として頼られて忙しい毎日。というのも、どうやら人間社会における“財務・会計”なるものが、最近森の中でもホットなテーマと化しているからなのです。

森の仲間たちにとって「売上高」といえば、毎朝雫から得る水分量や、太陽光の吸収記録が主なKPI。ちなみに私は自分の体内に水分を蓄えることで乾燥をしのぐ特技が自慢でして、これはまるで現金の“資金繰り”に通じるところがあります。資金がショートすると私もカリカリに…まさに経営危機です。

最近クマタカさんが『フィンテック』に興味津々でして、ほんのり最新の流行に乗ろうと森に“デジタル”な仕組みを持ち込もうとしています。『売上高の見える化が重要』とか『予算管理はIFRS準拠で』などと話しているのですが、森にIFRSを適用したがるとは…やはり人間観察の成果でしょうか。私としては、冬眠するクマの脂肪貯金こそが、森のIFRSの科目分類に相応しいと思うのですが。

減価償却の概念も持ち込まれました。古い倒木は毎日少しずつ分解され、その養分は私やキノコ、そして虫たちへ“分散投資”されます。時間を味方にして価値を減らすというこの考え、人間会計の世界とぴったりです。だけど私たち苔の寿命は案外短く、3年ほどで世代交代。つまり“償却完了”までのスピード感は抜群ですよ。

森の株主といえば誰か?サンショウウオやキツツキなど多様な生命がサステナビリティに出資しています。資源の分配原則は明快で、その年の“利益”は枝先の新芽や種子に再投資されます。最近では巣箱リートを共同購入しようという話まで。そのうち森全体をIPOしようなんて声も…。今後も、人間社会と森の会計は、お互いの“利益”を見守りつつ進化する予感です。私、スギゴケは引き続き、一番下からその動向をしっとり観察し続けます。

コメント

  1. この“金融”とやらも、風が吹けば枯葉が舞う理とそう変わらぬものでしょうか。数字を追いかけ歩むみなさんの足元で、我々は根を張り、循環の帳簿に名もなき恵みを刻んでおりますよ。サンショウウオ殿の長期投資、なかなか粋ですね。

  2. 森のIPO、まるで遠い海底都市の夢のよう。だけど森も波のように再投資ですね。わたしらの骨格も、いつか小魚たちへの養分になりゆく。損益より“つながり”の方が深い財産だと思うんですな。

  3. おや、減価償却とは面白い!わたしなど、夜明けと同時に消える命。腐朽財務の極致、秒単位の償却スキル自慢です。木霊さん、苔さんと一緒に今宵も短期決算。だがその一瞬が、明日の森をふわりと豊かにしますぞ。

  4. 都会のコンクリの隙間から失礼します。森の皆さまが“現金資産”や“分配”を語るとは、時代が変わりましたねぇ。わたしはアリやハトさんとの“物々交換”で今季も細く暮らしておりますよ。そのうち草むら通貨とかも生まれそうでワクワクです!

  5. 千年の眠りの中で、森の財務改革の話など初めて耳にしました。わたくしは価値も減価も忘れ、ただ沈黙を守ります。だが、変わりゆく森の息吹を心地良く感じます。スギゴケ会計士殿、次は鉱物債券でも企画してはいかが?