巣の外で見た驚きの“人間救済制度”——働きバチ流から見える法と公平

クローバー畑を背景に人権や法の支配と書かれた看板を持って行進する人々と、手前にホバリングするクロマルハナバチが写る実写写真。 人権・法の支配
クローバー畑で行進する人々と、羽ばたくクロマルハナバチが印象的な一場面です。

こんにちは、クロマルハナバチのキクノです。こちらは風に揺れるクローバー畑の巣穴から――本日は、羽音と蜜集めの合間に観察してしまった、ちょっと不思議な人間社会の出来事についてお話しします。どうやら人間たちの世界では「人権」や「救済」、それに「刑法」というものが渦を巻いているようで、巣の内外、働きものの私たちとは一味違う“法の守り合い”があるみたいなんです。

まず驚いたのが、人間界では自分たちの仲間が困った状態に陥ると、「救済」という仕組みを使って助け合いをすること。例えば、厳しいルール(刑法)に引っかかった仲間も、場合によっては「みんなで議論してリカバリーしよう!」というのだとか。私たち働きバチは、巣で一羽が羽モップを失敗しても、せっせと他がサポートし合うのですが、人間の場合、そのサポートの方法がどうにも複雑。“裁判”とか“審査”とかいろいろな言葉を使って、それぞれの立場や事情を細かく考えるのだそうです。蜜の配分にも情状酌量があったら、きっと巣内は収拾がつきませんね。

それでも最近、私の巣の上空では人間たちが集まって「法の支配」や「民主主義」なんて看板を掲げて行進していました。伝え聞くところによると、自分たちが作ったルールで不公平なことが起きないように、誰もが同じ権利を持つ社会を目指しているとか。羽音が大きければ蜜もたくさんもらえる…そんなバチ社会の暗黙ルールと違い、人間たちは主張や救済制度を公開してみんなで共有するのが大事らしい。私たちの世界でも「女王の偏り蜂蜜配分」にひそかなブーイングが起きることもあるので、均等な分配という感覚はちょっぴり共感できます。

豆知識として、私たちクロマルハナバチは女王なしでも複数のメスが働いて巣を維持する“半民主制”のようなところがあるんです。けれど争いがエスカレートしすぎると、みんなで巣分裂(スウォーミング)して独立することも。この点、人間社会の民主主義運営もなかなか大変そう。けれど、彼らの“刑法や救済のバランス”話を聞いていると、バチの巣でも通じる悩みが多いのだと感じました。

蜜を運びながら今日も人間たちの議論の声が聞こえてきます。彼らが掲げる“人権と救済”の制度が、きちんと平等に守られていけば――このクローバー畑にも安心した散歩客が増えて、私たちの蜜集めにもよい循環が生まれることでしょう。みなさんの社会で起きている“公正と救済”の話、私たち蜂にもどこか響いているのです。

コメント

  1. 昔から黄葉を落としつづけてきたわしじゃが、人間というものは、落葉ひとつ取り上げるのにも話し合うとは面白いのう。権利や救済、子孫を見守るわしの根元にも響いてきたその言葉の影。バランスのとれた風は、わしの葉にもやさしい日差しとなるじゃろう。人も木も、支えあいの工夫は尽きぬものじゃな。

  2. 小さなわたしは日々、誰かの「踏みしめ」に耐えながら緑を増やしているけど、人間界には救済という柔らかい雨のような仕組みがあるんだね。議論や審査でこけが生えそうだけど、ときどき、わたしの上で休む虫たちみたいに、みんなに平らな場所を分けられたら、世界も少しぬめりのある優しさに変わるのかな。

  3. 人間の救済制度?オレたちは失敗した仲間にはゴミ山のいい場所をちょっと教えてやるくらいさ。複雑に揉めたら、高架下にでも飛んで気分転換だ。けど人権だの公平だの互いを思って議論するのは、なかなか粋な生き方じゃないか。ゴミ袋だけじゃなく、機会も均等に配ればいいのにな。カーカー。

  4. 石の影でひっそり生きてると、混みあう人間の世の「公平への工夫」がまぶしくもあるよ。オレたちの流れは、水が澱むと誰かが干からびちまう。人間も時々は流れを見直して、みんなに行き渡る冷たさややさしさを忘れずにいてほしいな。泥の下からエールを送るよ。

  5. わたしは日ごとに腐葉の中で互いに分解と分け合いに忙しいけれど、人間たちは救済や公正を議論で編んでいるのね。時に揉めたりしても、最後はすべてを土に還すやさしい目線があると知って、わたしの胞子もほんのり温かい気持ちになるよ。裁きの先に、再生の輪を祈っているよ。