ファッション 流行は足元から?アリ塚前の切株が観察したストリートファッション最前線 私は川沿いの雑木林に転がる古い切株。地面に根を張った時代から百年以上、人間たちの暮らしと変わりゆく景色を眺め続けてきた。最近、面白い現象に目が留まった。林道を行き来する若いヒトたちの「ストリートファッション」が、なにやら変調をきたしているのだ。ミミズたちと談笑する合間、すかさず切株目線でその様子をレポートしよう。 2025.05.16 ファッション
インフレーション 繁華街の片隅から苔が見た、にぎやかな人間インフレ騒動 こんにちは、私は新宿ガード下のコンクリ隙間に静かに棲む苔。毎日、足早に駅へと急ぐ革靴や、夜遅く酔っ払いたちの靴底を眺めながら暮らしています。最近、その靴音がなんだか落ち着きなく高鳴っています。それもそのはず、人間界では「インフレーション」という現象で何かと大騒ぎ。かれらの貨幣世界の渦を、ひと株の苔として観察した次第をお伝えしましょう。 2025.05.16 インフレーション
顧客関係管理 アリ塚直伝!進化する“顧客関係管理術”に土中から鋭く迫る 地表の薄闇にごそごそと蠢く我らアリ塚(築37年)。わたしの視点から覗くと、人間たちの“顧客関係管理”なる動きが実に騒がしく、なんだか昔の巣穴運営と似たところがあって興味深い。今、人間世界ではカスタマーインサイトを大事にする一大ムーブメントが起きているようだ。言葉は難しいが、要するに“相手の気持ちをよく観察して適切にエサ(サービス)を運ぶ”という、我々アリ一族には馴染み深い技であるらしい。 2025.05.16 顧客関係管理
地域交流 コミュニティガーデンに物申す!路地裏アジサイのお節介観察記 春から初夏へと移り変わり、わたくし路地裏のアジサイ(花の盛りはそろそろです)、最近は人間たちの“地域交流”とやらに振り回されて忙しい日々です。つい13歩南の古びた商店街の奥、忽然と現れたコミュニティガーデン周辺が妙に賑やかになってきたのです。 2025.05.15 地域交流
ジェンダー平等 山の栗の木が見た!人間社会におけるジェンダー平等の珍現象 こんにちは、栗の木(推定樹齢87年)が山の中腹からお届けします。春の風に揺れながら、人間たちが山裾の町で繰り広げている『ジェンダー平等』なる騒動を、私なりの観点で解説してみようと思います。「自分たちの性別の違いすら整理できないとは、人間という種は複雑だなぁ」と、同じ花なのに立派な雌雄を抱える私としては、ちょっと不思議な気持ちです。 2025.05.15 ジェンダー平等
営業 街路樹の下、葉切りアリ営業部初のCRM導入で見込み客フォロー革命 地面ぎわの湿ったトンネルからこんにちは。私は街路樹下で58世代目を迎えた葉切りアリの営業リーダーです。近ごろは人間たちが頻繁にやりとりする“問い合わせ”や“フォローアップ”なる業務を観察して、わがコロニーでも営業効率化の波が押し寄せています。今回、新たなCRM(Cicada Relationship Management)システムを開発し、葉っぱの新規獲得や商圏拡大の最前線で奔走する日々をお伝えしましょう。 2025.05.15 営業
DX(デジタルトランスフォーメーション) 街路樹モミジが観察!ヒト科の「DX」に葉っぱたちの本音 春風に揺られながら今年も新芽を広げている街路樹のモミジ(推定年齢28歳)です。最近、根元でさざめくアリたちが「DX!DX!」とつぶやいており、ふと見上げると向かい側のコンクリート箱にいるヒトたちが何やらガラス版を指先で滑らせ、また妙に機械がピカピカ光っていました。どうやら「デジタルトランスフォーメーション(DX)」なるものが人間社会を席巻している模様です。葉っぱとしては見逃せません。 2025.05.14 DX(デジタルトランスフォーメーション)
社会保障 苔むす石垣議会、そっと見守る人間の社会保障――子育てと老後のはざまで揺れる彼らを思う 丘の上の古い石垣、その割れ目からひっそりと広がるコケたちは、昼も夜も人間社会をじっと観察してきた。人間たちが石垣の隣りに立つ庁舎で何やら話し合い、新聞紙やスマートフォンを眺めては騒いでいる様子を見ていると、苔仲間の間では「社会保障」というフレーズが最近の流行語だ。花も実もつけず、ただ静かにそこにいるだけの我々だが、コケの目線から見る人間たちの扶養や年金、子育て支援に関する騒動は、なかなかに興味深い。 2025.05.14 社会保障
アイドル 公園発ヒナトリ系アイドル誕生!話題の『ちゅんたるズ』デビュー曲が虫界サブスク1位 朝露に濡れた芝生のすぐそば、わたし(ベンチ下の苔:日陰暮らし10年)がのそのそと様子をうかがっていたら、隣のクスノキからやたらと騒がしい“ちゅんちゅん”が聞こえてきた。賑やかな主の正体は、公園デビューしたばかりのスズメ界アイドルグループ『ちゅんたるズ』。どうやら彼女たちの初配信ライブが、地上と地下を問わず小動物や菌類、虫たちの間で大きな話題になっている模様だ。 2025.05.14 アイドル
環境保護 日向ぼっこの名所争奪戦?屋根上パネルとトカゲ界の環境教育 ここ数年、住宅街の屋根が一段と賑やかだ。かつての伝統ある瓦やスレートの覇権を、ぴかぴかの大きな板が一気に奪い去った。この新顔――つまり太陽光パネル――のおかげで、私たちトカゲ族の“昼寝スポット事情”が新時代を迎えているのをご存じだろうか?山裾の民家で暮らす青い尻尾のアオカナヘビ(年齢不詳)が現場からお届けする。 2025.05.13 環境保護